■第8場

場面NO.曲名歌う役time更新日
第8場 Sそれぞれの思惑、さまざまな不確か器楽11;037/10
M18はしごの子守唄アイヒロット1;567/14
M19星空のブルースレプゴー2;127/17


歌詞と曲解説

 下記の音源や楽譜再生は記譜ソフトで書いた楽譜をソフトウェア音源で再生しているだけで、参考程度の伴奏(主にピアノ、少しづつオーケストラ版にしています)のみで、メロディも歌ではなく楽器に弾かせてます。役によって楽器を変えてはいますが、音楽としてはかなり簡易なバージョンです。もしお聴きになる場合は、是非、想像力を働かせてお聴きください。

S 《それぞれの思惑、さまざまな不確か》

【歌詞】
器楽のみ

(オーケストラ)
■再生マークをクリックするとデモ音源再生(mp3)。こちらが常に最新版。
■この音源では、「フルート2、クラリネット2、トランペット2、トロンボーン2、弦3部(ヴァイオリン、チェロ、コントラバス)、グロッケンシュピール、ピアノ」でアレンジしています。

【解説】
 第8場は、ずっと音楽が流れている。その中に、M18《はしごの子守唄》とM19《星空のブルース》が内包される形をとる。
 冒頭、《はしごの子守歌》などから取られた主要主題(「夜の山道のテーマ」)が、野宿を控え星空の事やアイヒロットの記憶喪失について会話をするレプゴーとアイヒロットを支える。やがてアイヒロットは唯一覚えているフレーズをレプゴーに歌って聞かせる《はしごの子守歌》。(音源の中では、前奏と後奏のみとした)
 続いて、低音に《最終テスト》の伴奏音型が現れ、ファーデンと博士の会話となる。《傘を一本ここにすぐに》や《博士の愉快な研究》のフレーズも入り乱れ、最高に人間らしいロボット=スラに逃亡された博士をファーデンが攻める。
《博士の愉快な研究》の経過句を経て、音楽は《おいていく(プワスキ、涙のバラード)》になりプワスキが登場。アイヒロットに、自分はレプゴーの見捨てられたのかと迫る。クラリネットで静かに《娘からの手紙》のフレーズが流れるところで、レプゴーの話の矛盾に気が付いたプワスキは、アイヒロットにレプゴーが持っている娘からの手紙を盗み読むよう頼む(《娘からの手紙》の伴奏音型のオスティナート部)。
レプゴーが登場し、《星空のブルース》を歌う(音源では、出だしと後奏のみとした)。《聖人の歌》のフレーズの後奏の繰り返しの間にアイヒロットに接近するレプゴー。アイヒロットは、牢獄で出されたクイズの答えをレプゴーに尋ねる。《娘からの手紙》をかなり変容させた6/8のオスティナートで答えを明かしつつ、ナイフを持ってアイヒロットに近づくレプゴー。 音楽が止まり、レプゴーの台詞「君みたいな娘がいたら、もう少しはましだったかもしれない」
再び、冒頭の「夜の山道のテーマ」が再現され、レプゴーは明日城に着いたら大公に謁見するつもりだと話し、アイヒロットにもう寝るように促す。
 「夜の山道のテーマ」のBメロに当たる部分で《二つの影の対話》のアラーム音、冒頭主題が重なり、ファーデンとネイダフが国境の村から来た男が明日の謁見を申し込んでいると話し、それを利用した何らかの計画について話し合う。中途半端に音楽は終わり、ファーデン「私を誰だと思っている?」ネイダフ「お前は、私だ」という台詞が舞台に響く。

M18 《はしごの子守唄》 アイヒロット

【歌詞】
アイヒロット:
月の表側にはしごを立てかけて
昇っていこう
気が付けばはしごの裏を昇ってる
表側は裏側になった

月の裏側にはしごをたてかけて
昇っていこう
月が回れば足を踏み外して
真っ逆さまだよ
気が付けばはしごの表側に
落ちているんだ


(ピアノ伴奏)
■再生マークをクリックするとデモ音源再生(mp3)。こちらが常に最新版。


*楽譜の全画面表示がうまくいかない場合は、「YouTube」(YouTune.comで視聴する)をクリックして、YouTubeから全画面表示を選んでください。
■この音源では、アイヒロットの歌唱部分は「フルート」の音色で置き換えています。

【解説】
 アイヒロット唯一のソロ曲。アイヒロットが唯一覚えているという歌。
 月にはしごをかけた場合、どちらがはしごの表で、どちらが裏になるのかという、この作品のテーマを暗示する歌。この曲が《博士の愉快な研究》と同じメロディであるため、この曲を聞いていたスラとアイヒロットの関係が暗示される、
 調性が移ろう難しい歌。

M19 《星空のブルース》 レプゴー

【歌詞】
レプゴー:
なんでも見たいように見ている
なんでも信じたいように見てる
虹色の牢獄も汚物まみれの宮殿も
好きな歌歌って笑っているよ

(アイヒロットが手紙の内容に驚いている。)

夜空の星と星とを結んで
お姫様に見えるだの 鳥だの
虫だの神様だの船だのまっぴらさ
マロニエの枯れ木だけ

なんでも聞きたいように聞け
なんでも信じたいように聞け
ありがたい説法も裏切られた泣き言も
好きなだけ歌って嘆いていろよ


(ピアノ伴奏)
■再生マークをクリックするとデモ音源再生(mp3)。こちらが常に最新版。


*楽譜の全画面表示がうまくいかない場合は、「YouTube」(YouTune.comで視聴する)をクリックして、YouTubeから全画面表示を選んでください。
■この音源では、レプゴーの歌唱部分は「アルトサックス」の音色で置き換えています。

【解説】
 レプゴーが《マロニエの枯れ木》で初出したブルースを全フレーズ歌う。夜空の無数の星をつないで、人だの虫だの船だのと、自分の見たいように星座を見る姿勢を批判する。後奏に《聖人の歌》のフレーズ。