■第6場

場面NO.曲名歌う役time更新日
第6場S間奏曲器楽
M16私の名前で船を出せ大公3:287/24


歌詞と曲解説

 下記の音源や楽譜再生は記譜ソフトで書いた楽譜をソフトウェア音源で再生しているだけで、参考程度の伴奏(主にピアノ、少しづつオーケストラ版にしています)のみで、メロディも歌ではなく楽器に弾かせてます。役によって楽器を変えてはいますが、音楽としてはかなり簡易なバージョンです。もしお聴きになる場合は、是非、想像力を働かせてお聴きください。

M16 《私の名前で船を出せ》 大公

【歌詞】
大公:
氷に閉じ込められた鯨 一刻も早く助けてやれ
氷を砕く大きな船で 船団を作り助け出せ

他の国も次々に乗り出してくる
どこの国にも負ける訳にはいかない
今すぐにでも私の名前で船を出せ
勝たねばいかん 勝たねばいかんのだ!

ファーデン「しかし、我が国に船はありません。
      そもそも我が国には海がありませんが」

大公:
そんな事は関係ないぞ 鯨は貴重な生き物だ
助けてやらねば可哀想だ 私の名前で船を出せ

他の国も次々に乗り出してくる
どこの国にも負ける訳にはいかない
今すぐにでも私の名前で船を出せ
守らねばいかん 守らねばいかんのだ!

寒い北国 氷に閉ざされた鯨は
独りぼっちで震えているのだろう
食べ物もなく 仲間の姿もなく
鯨は凍えそうな未来を見つめてるだけ

他の国も次々に乗り出してくる
どこの国にも負ける訳にはいかない
今すぐにでも私の名前で船を出せ
早く船を出せ 今だ船を出せ
そこで船を出せ 私の名前で船を出せ


(弦楽四重奏伴奏)
■再生マークをクリックするとデモ音源再生(mp3)。こちらが常に最新版。


*楽譜の全画面表示がうまくいかない場合は、「YouTube」(YouTune.comで視聴する)をクリックして、YouTubeから全画面表示を選んでください。
■この音源では、大公の歌唱部分は「トロンボーン」の音色で置き換えています。

【解説】
 第二幕。オペラのアリアのパロディ風の曲。この国には海がないにもかかわらず、氷に閉じ込められたクジラを救うために砕氷船を出せと命じる大公。貴重な生き物であるという理由で戦費よりもクジラを優先させる大公のロマンティシズムを諧謔的に表現するため音程などに無理を出す。
 オルゴール風の伴奏から始まる中間部のメロドラマ的なフレーズは《白黒はっきり》の冒頭に使われたように大公登場のファンファーレになる。

 この後、《二つの影の対話》の通信音的なイントロが流れ、ネイダフがいつものようにファーデンに歌いかけるが「歌っている場合ではない!」と叱責される。
【オーケストラ伴奏についての追記】例えば、この幕が上がると大公お抱えの弦楽四重奏団が舞台上にいて、大公が彼らの演奏を楽しんでいる。そこにファーデンがやってきて、という情景にし、この曲を弦楽四重奏での伴奏としてみた。なので、下記の音源では、「バイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1」でアレンジしています。(下記楽譜はピアノ伴奏版で、こちらのオーケストラ版とは異なる箇所が数箇所あります)