その他
シンセサイザー/ポップス/ロック/アンビエント/インスタレーションなど
《3本のテープのための音楽(インスタレーション)》 1995年
 武蔵野美術大学の卒制展のためのサウンド・インスタレーション。美術の武田英志とのコラボレーション。通路の両側の壁にスピーカーがはめ込まれている。右の壁に一対のスピーカーシステム。左の壁にモノラル型のスピーカーである。正面は行き止まりになっており、電話機が一台おいてある。受話器を耳に当てると、サウンド「聴」くことができる。壁にはめ込まれたスピーカーからも絶えずサウンドが流れ、通路を行くものにそれが「聞」こえてくる。これら3つの音源は、互いにリンクしており3つのサウンドを同時に再生することによって得られる、シンクロ、ズレ、ゆらぎ、反響などが空間をつくる。テープミュージックのイディオムに立つ作品である。音楽としては、6/8拍子の二つのサウンドと具体音によるコンクレートである。
"CooL/lab"のテーマ 1997年
"CooL/lab"のテーマ(furturring Flute)
"CooL/lab"のテーマ(furturring E-Piano)MP31:41/1.5MB
"CooL/lab"のテーマ
 "CooL/lab"にもテーマ曲が必要だろうと(そんな事はない)思い作ったトラック。ギターリフのサンプリングにシーケンスしたリズムトラックを載せ、フルートの音やエレピの音で即興を入れた曲です。
WE UNDERSTAND 1997年
WE UNDERSTAND
WE UNDERSTAND("CONTROLLER370" Mix)MP36:40/1.9MB
 SPEAKER370の第2回目の公演の脚本を書く際、エンド・クレジットとして作った曲です。戯曲の内容に即した英語の歌詞がついています。ギターは友人が弾きました。歌は?。
MY FAVORITE THINGS 1996年
MY FAVORITE THINGS
 早稲田大学モダンジャズ研究会の発表会で発表したアレンジ曲。"Lass and Lads' Love Apples"(ラッス・アンド・ラッズ・ラブ・アップルズ)というカバーのみのエクスペリメンタル・ポップ・バンドを結成しそのためにアレンジした曲。名曲『MY FAVORITE THINGS』を4拍子にしたアレンジです。おそらくモダンジャズ研究会にサンプラーを持ち込んだのは私が最初ではないかと・・・。当日の発表ではギターが入っていました。
『SUPER LILLI-COMBAT』--スーパー・リリ=コンバット 1994年
〈JAG-JAZZAP〉 〈こんにちわ、ハロルドさん〉
〈WIR TANZEN MIT DEM GAST〉 〈IMPROMPTU SUITE〉
〈皮膜のメタファー〉 〈TARUHO〉
〈Highbrowed Games〉
 今までのシーケンスの音楽に対して、MIDIでシステム化された機材を用いて全てをその場で演奏し録音する方法で録音されています。つまり即興音楽です。このテープのコンセプトである<縛られた即興>、<+αの即興>で、それに該当するような過去の録音も入っています。
『SISTER MATHILDE』--シスター・マチルダ 1994年
〈EVERY VALLEY〉 〈MOMENTATION #01〉
〈CLIMAXIM〉 〈夢見る電気兎の電気的快楽〉
〈8月のリチェルカーレ--Ricercare in August--〉 〈"The Black Cat"〉
〈スタビール1〉 〈スタビール2〉
〈スタビール3〉 〈『イタリア協奏曲』による幻影〉
 前作以来イディオム化された技法を使って作曲された曲が中心です。この頃からMTRを使用している事もあり、同時サンプリングのような事が試されています。
『PREP FOR EPOCK』--プレップ・フォー・エポック 1992年
〈Aftere Midsummer〉 〈Tr-Swing〉
〈Nervous Ike〉 〈Cold Fusion〉
〈WE ARE ALL SPERANKER〉 〈Sodomic Boys〉
〈Urban・URABON--都市的盂蘭盆--〉 〈Cycling to her town〉
〈C-polis A-polis〉
 当時持っていたキーボード(YAMAHA SY77)のシーケンサーを使って作られた楽曲です。
『Bell epohké』 --ベル・エポケー 1991年
〈スパイラル・パレス〉 〈再開のテーマ〉
〈Bell epohke〉
 当時持っていたキーボード(YAMAHA SY77)のシーケンサーを使って作られた楽曲です。
『グリサスニクス』 1988-90年
〈明日タブー〉 《グリサスニクス・スイート》
〈スター・アーチ〉 〈星の港にて〉
〈小アンサンブルのためのエチュード〉 〈弦楽とバスーンのための小品〉
〈ゲミシィビリティ〉 〈クラント風に〉
〈HIKOICHI〉 〈CとF7のピアノ曲〉
『*(アステリスク)』『オドロン』『少し昔の民謡』『ヒューモニアス』という最初期の即興録音のあと、プログラミングによって始めて作られたテープが『グリサスニクス』です。『グリサスニクス』は、6曲からなる《グリサスニクス・スイート》を含む、9〇年前後の作品を録音したもので、クラシック的な意図をもって書かれたものがほとんどです。
ポップス作品 1988-1997年
『KEEP PLAYING OUR MUSIC−音を守って−』『大きな大きな赤いリング』『砂の舗道』
『最後の秘密〜最初の後悔』『GROWING OLD 』『Catfood at Sunday 』
『つむじ風は秋を待たない』『ノルド』『僕が癖になる』
『20th Birthday Song 風と光と二十の僕と』『パノラマ・サーカス』『IF I WERE』
『朝靄--ONE HAZY MORNING』『Monochrome』『楽園-Giii』
『魚たちのメリークリスマス』『Two Must Be Loved』
 1988年から1997年までの間に、通算40曲が作られた。上はその抜粋です。