ボーイング・シリーズは、ある種の「超越」の神話である。人が、時間が、断片が、それぞれ超越しながら、決して超越できない「歴史」に遭遇する。 |
ボーイング・シリーズは、2000年2月のSPEAKER370第5回公演用に書いた『BOEING 370』に始まり、2001年6月SPEAKER370第7回公演用の『BOEING 370 remix』、20003年8月のcube united works第2回公演用の『BOEING』に至るシリーズです。便宜上シリーズと言っていますが、続き物ではなく、同じ作品の大幅改訂による再演です。エチュード中心のコント集のようにも、時を超える愛の物語のようにも、ウイルス学や量子力学をテーマにした時間と歴史に迫るハードSFにも見える振り幅の大きな作品です。そして、2019年、この壮大な物語がなんと一人芝居になってアポックひとり芝居フェスティバルに登場します! |